思念界北部と南部
キャサリン
「思念界には当然方角が存在する」
シャルル
「急に当たり前のこと言い出してどうしたの?」
キャサリン
「北と南の話は覚えてるか?」
シャルル
「ああ、あのユーチューバーの…」
キャサリン
「そっちではない。方角の北と南だ」
シャルル
「ああ、大昔に話したあれね!」
キャサリン
「それにしても…私達北部住民から見ると南部住民は実に勘が鈍い。思念界にも南北問題が存在するのだろうか」
イザリン
「ええ、間違いなく存在します。私の研究によると、北部住民と南部住民は根本的に異なった思考回路を持っているのです。」
ソナ
「北の人は先進的だという瞬いての法則だよね!」
イザリン
「その通りです」
キャサリン
「まあこっちには瞬いてという強力な武器があるからな…参戦するとなったらかなり使えるぞ。特に南部を攻める時ね。」
イザリン
「例の人の調査結果が出ました」
キャサリン
「ああ、あの磁石ジエン酸所持者の拠点は南部か。これは北部言語を使えば有利になるな」
イザリン
「しかし…北に近い南に在住しているとのことなので油断は禁物です。もともと北部言語の一種であったヘソ語も今や南端部を除いた広範囲での使用が確認されています」
キャサリン
「よし、戦いに備えて北部言語の暗号化を強化するとしよう。」